京の匠とは
千年の都「京都」、京都から生み出されるものづくりは、町衆の暮らしの中でいにしえの心を大切に育てながら、絶えず新しいものを取り入れてきました。
「京都のものづくり」の中でもとりわけ繊維産業は、 基幹産業として、長年の職人の英知と情熱の歴史から作り出されたもので、独自の文化の発展を促しながら、様々な 京都産業の基盤を築いてきました。
繊維科学センターでは、京都の特殊性を鑑み、その立地条件を最大限に生かし、全国で大学名に「繊維」を戴く唯一の大学として、地場の繊維産業と教育分野及び研 究分野にて密接に連携して、地域に根差した「地域の知」の拠点づくりを目指しています。その試みの1つとして、長年卓越したものづくり技術をもとに企業活動を継続さ れている京都の企業を定期的に直接ご訪問させていただき,現地調査及び技術情報や研究・教育交流等について,意見交換させていただいております。